この度ギャルリーためながでは、開廊50 周年を記念してベルナール・ビュッフェ展を開催いたします。

ベルナール・ビュッフェ展

ビュッフェの作品をひと言で表すのであれば、筆勢のある黒い直線と言えます。
しかしながら、創業者 爲永清司は「作品は意地を張って強そうに見えるが、実際は穏やかで温かい人だった。」と話します。「シャイでおとなしくてあまり喋らない。けれど意外にも、私に対してはおとなしいビュッフェのほうから歩み寄ってきた。東洋人の私に興味があったのだろう。」

二人の出会いは1958年にパリのシャルパンティエ画廊にて開かれたビュッフェ百選展でした。
当時画廊というのは単に絵を展示して売る場所であるばかりでなく、上流階級の人々の社交の場として機能していたこともあって、パリに留まらず世界に名高い展覧会に弱冠30歳のビュッフェが選ばれたことは、美術界を震撼させました。
展覧会に招待された爲永夫妻は、紋付袴と、白地に鳳凰の模様の入った着物で赴き、絵の前に立つ爲永夫人が翌日のフィガロ紙の一面を飾りました。
それを機に画家と爲永は親交を深め、1969年には銀座にギャルリーためながを開廊すると同時に、東洋における独占販売の契約を結び、本年50周年を迎える今日までに50回を越える展覧会を開催し、数多くの作品を日本に紹介し続けております。

本展では、初期から晩年までを網羅した約40点を展覧いたします。
ビュッフェの全貌を概観する、ギャルリーためながの50周年に相応しい展示内容となっておりますので、この機会に是非ご高覧いただきたく、ご案内申し上げます。

7月 10日 - 8月 31日

7-5-4 Ginza, Chuo-ku

104-0061 Tokyo

Japan

10:00 - 19:00 (月-土) / 11:00 - 17:00 (日・祝)