チェン・ジャン・ホン展

東京店では5度目の開催となる本展では、これまで主題としてきた中国の伝統的な花鳥画である「蓮」、そして深みと多彩な青が広がる「海」を新たに加えた新作30点を一挙に会します。

 東洋と西洋の文化と技術を自らに根付かせ、墨と油彩を融合させた独自の技法で蓮や風景を心が観るままに表現。圧倒的なフォームと堂々としていながら優美さを湛える筆さばきから生み出される崇高な自然は、秩序や形式にとらわれない、抽象表現の真髄に触れ得る創造の神秘ともいえるでしょう。
 キャンバスの上には自然の中から汲み出した色彩が広がり、筆の緩急、絵の具の厚みと滑らかさ、余白として残された手つかずの空間など作品を構成するそれらひとつひとつが静と動、明と暗、柔と剛といった、対の形を楽しむかのように存在しています。

 作家の持ち得る高貴な精神性と天衣無縫さで、眠っている詩情を目覚めさせるようなチェン・ジャン・ホンの世界をこの機会にぜひご堪能ただきたくご案内申し上げます。

11月 01日 - 12月 16日

7-5-4 Ginza, Chuo-ku

104-0061 Tokyo

Japan

10:00 - 19:00 (月-土) / 11:00 - 17:00 (日・祝)