チェン・ジャン・ホン展

ギャルリーためなが大阪では10月19日(金)から11月18日(日)まで、『チェン・ジャン・ホン新作展』を開催いたします。
大阪で3年ぶり5回目の個展となる本展では、『蓮』、『海』、『山水』3つのテーマで 崇高なる自然を題材に、新作約30点を一堂に展観。

チェン・ジャン・ホンは確かな技術力のもと、伝統と革新、静と動の調和を探求し、西洋でも東洋でもない独特の空間を創りだします。油絵具を巧みに操る独自の技法によって生み出される作風は、ぼかし・滲み・飛沫を組み合わせ、作品に生命を吹き込みます。
漆黒、墨の黒から琥珀色のグラデーションを基調に、珊瑚の赤、海のコバルトブルーを連想させる半透明の鮮やかな色を絶妙に用い、ダイナミックな筆使いで生命力溢れる作品を一気に描きます。 

彼が一貫して描いているモチーフは中国の紋章とも言うべき『蓮』。子供の頃より見てきた中国の蓮をパリのアトリエで描きます。
「キャンバスに描かれた『蓮』が開花するのは、決して描き終わった時点ではなく、壁に飾られた瞬間であり、空間の中での存在感。空間が代わる度に『蓮』の表情が変化する」と彼は言います。

そして、新テーマの『海』は、フランス領ポリネシアで見た青い海に感動し描きました。青色を探求し、多彩な青を重ねた作品は、限りなく自由で神秘的です。また、中国の山水画に感銘を受けて描いた『山水』のシリーズは、大自然の造形物、山岳、樹木、岩石、河川などをイメージし、自然界の高い精神性を表現しています。

東洋と西洋が融合したチェン・ジャン・ホンの新作を是非この機会にご高覧いただきたく、ご案内申し上げます。

10月 19日 - 11月 01日

1-4-1 Shiromi, Chuo-ku Hotel New Otani OSAKA - Arcade 1F

540-0001 Osaka

Japan